11月の染料植物 ● 2016年

 

シャリンバイ(車輪梅)

 

 町中の植え込みや劣悪環境の道路の中央分離帯に植えられているのをよく見かけます。 

かなり強い植物のようです。

 

伊豆の東海岸を歩くと、岩にへばりつくように自生していて、この辺りのシャリンバイはマルバシャリンバイのようです。

 

本来の生息地のシャリンバイはのびのび、ツヤツヤと美しくこんなにもたわわに実を付けます。

 

奄美大島では黒染めの染料として有名でテーチキと言っています。 

材を使うようですが、こちらではそんな訳にはいきませんので、枝葉や実を使います。 

私は実で染めるのが好きで、枝葉より紫味のある色が染まります。 

また、実を見つけたら冷凍しておいて使えるので便利です。


 

● 11月の染料植物 ● 2015年

ヤマハゼ(山櫨)

 

草木染めに使う植物は、基本的には採集したばかりの新鮮なものを使います。

野菜も魚も同じですね。 新鮮なものは美味しいです。

染料の中でも乾燥しないと染まらないものや、ドングリやヤシャブシの実、タマネギの皮など 乾燥して保存ができるものも少数ながらあります。

ヤマハゼは紅葉した葉を拾い集めて使いますが、おそらく緑葉のうちではかぶれるからだと思います。

乾燥して保存もできます。

ウルシ科のヤマウルシ、ヌルデも同様に紅葉してから使います。

付近には、ヤマハゼやヌルデがたくさん自生していて、紅葉を楽しみ、集めては染めて楽しみ、二度おいしい植物です。

 

ヤマハゼで染めた着物が紬織着物「ノクターン」です。