4月19日(水)二ツ塚

 

4月に来たことがなかった二ツ塚、今年は春が少し早いこともあり歩いてみることにしました。

雪はないものの芽吹きの季節がようやく始まったところです。林床にもまだ花が少ないのですが、冬木立の森は明るく、富士山が見え隠れするのはこの季節だけです。いつでもどんな時でも折々の美しさあり。

 

四辻まで来ると真っ白に輝く山頂が本当に美しい。裾には刻々と形を変える雲の影が映り、飽かず眺めていられます。

 

 

子天狗塚の方を振り返ると、芽吹き前のカラマツの森の中に、ポツリポツリ、緑を吹き始めた木もあり、この辺りにももうすぐ新緑の季節がやって来ます。

子天狗塚とカラマツ林
子天狗塚とカラマツ林
二ツ塚
二ツ塚

 

下塚に登ってみました。ここから望む上塚、宝永火口、富士山頂の三段重ねは圧巻です。

 

手前から二ツ塚上塚、宝永火口、富士山頂
手前から二ツ塚上塚、宝永火口、富士山頂
二ツ塚下塚山頂
二ツ塚下塚山頂

 

山頂の鳥居の陰で風をよけて、サンドイッチをかじっていると、この広大な荒野を登って行くブルドーザーの苦し気ながら力強い音が聞こえてきます。米粒ほどの大きさ。ひっくり返りそうにも見えます。 山開きが近くなりました。

 

あのブルドーザーにできることなら、一度乗ってみたいものです。

バイケイソウ
バイケイソウ

丹念に折りたたんだプリーツのような葉が開き始め、上から見れば花のようですが、有毒です。

 

春の山菜・ギボウシと間違えた中毒事故がよくあります。芽吹きのこの季節だけは、本当に若々しく美しく、そして美味しそう。

マルバネコノメソウ
マルバネコノメソウ

マルバネコノメソウでしょうか。

 

平開の萼、雄しべ8本、葉は丸く対生。ネコノメソウの仲間は、見分けの難しいものがたくさんあって、毎度悩みます。

ヤマシャクヤク
ヤマシャクヤク

ヤマシャクヤクの新芽がそこかしこに顔を出していました。もう、大きな花芽を付けていますね。

 

今年も花を楽しみにしています。

ユリワサビ
ユリワサビ

 

4月14日(金)八丁池

 

水生地は芽吹きの季節を迎えています。樹々それぞれのあわあわと若々しい新芽は、一つとして同じ色はなく、とりどりの緑は眼にも心にも優しい。

 

八丁池まで登って来ると、ブナもヒメシャラもまだまだ芽吹き前。

 

ちょうどマメザクラが点々と、満開の時期を迎えています。

 

決して華やかではないけれど、パラパラとあられをまき散らしたような。密やかで美しい、森ならではの美しいサクラです。

ジンバイソウ
ジンバイソウ

定点観察中。

 

ジンバイソウはたくさん若芽を出してきました。今年も元気そう。

 

アオフタバラン
アオフタバラン

アオフタバランも変わらず生育中。

 

 

 

 

ヤシャビシャクは花をたくさんつけて、やはり元気に春を迎えました。

 手の届かないブナの高みの「天の梅」。

いつかゆっくり間近で見てみたいものです。

ヤシャビシャク
ヤシャビシャク
ヒメミヤマスミレ
ヒメミヤマスミレ

 

今日のスミレ。

 

ヒメミヤマスミレだと思います。標高が1000m近くになって、ようやく見つけました。

 

 

ヒメミヤマスミレ
ヒメミヤマスミレ

1㎝あるかないか、小さな花です。

 

誰が創ったのか。葉、花弁、雌しべ、雄しべ、萼、唇弁の毛。小さいからと言って何一つ省略しているわけではないことにひたすら感心します。

 


 

4月10日(月)再びの大野山

 

先日訪れた大野山の景色が想定以上の素晴らしさだったので、友人たちを案内して再び出かけて来ました。

 

 

下界ではソメイヨシノはすでに葉桜になりかけ、八重桜の季節ですが、大野山山頂の桜は、これ以上はないというほどパンパンの満開です。私の大好きな桜、ヤマザクラとオオシマザクラのようです。

 

 

 

空には雲一つなく、富士山もこれ以上はありません、というほどの美しい姿。

牛たちも丹沢の山並みを背に、のんびりゆったり。

 

牛を間近で見るのも本当に久しぶりです。

 

360度の大パノラマを眺めつつのお昼は最高で、友人たちもとても気に入ってくれたようです。うれしい再訪でした。

 

ホタルカヅラ
ホタルカヅラ

先日訪れた折に見かけて、名前がわかりませんでした。 ホタルカヅラと判明。

 

いかにもムラサキ科の花らしい。咲き始めは紫がかった青ですが、真っ青に変わってきます。きれいな青です。

アキグミ?
アキグミ?

陽当たりの良い斜面にかなり大きなグミの木がたくさん生えていました。ちょうど花を付けています。

 

おそらくはアキグミと思われます。


 

4月5日(水)スミレ・その2

 

4月に入り、春はどんどん足並みが早くなっていきます。スミレの観察に出かけて来ました。

 

ニョイスミレ
ニョイスミレ

花期が遅いニョイスミレが一つ、二つ咲き始めていました。

 

スックと花首を持ちあげて、小ぶりの花の切れ味の良い姿が私は好きです。

シコクスミレ
シコクスミレ

白い花、マルバスミレと間違えそうですが、端正な葉で見分けがつきます。

 

ブナ帯の林床を好むらしい。ちょうど見かけたあたり数本のブナがあります。 植物の世界にも互いの相性はあるようです。

ナガバノスミレサイシン
ナガバノスミレサイシン

長細い葉、花弁も他のスミレに比べてほっそりしています。

 

ニオイタチツボスミレ?
ニオイタチツボスミレ?
ニオイタチツボスミレ?
ニオイタチツボスミレ?

陽当たりの良い斜面のかなり広い範囲にわたって、とりわけ濃い紫色のスミレがたくさん群れ咲いています。

 

ニオイタチツボスミレのようですが、100%の自信なし。匂いを嗅いでみるととても爽やかで甘い香り。

 

スミレってこんな香りだったかしら…遠い昔を思い出してみる。

春の晴天もどうやら今日まで。週末は雨模様の予報で、桜も今日が見納めのようです。

 

穏やかな春の陽射し、桜の花びらの舞う中、ニョキニョキと首をもたげてきたワラビを摘み摘み下ってきました。

 

 

スミレのほかにも

イワボタン
イワボタン
アケビ
アケビ
未同定
未同定

セリ科と思われる花。葉に思い当たるところがなく、宿題です。

ミツバツチグリ
ミツバツチグリ
ジロボウエンゴサク
ジロボウエンゴサク

未同定
未同定

珍しいツツジを見かけました。

 

わかるでしょうか?花冠が二重になっています。八重咲とも違いますね。


‐‐追記‐‐ 4月7日(金) 

 

セリ科かと思いました。 分からない時は少し見方を変えてどんな花に似ているのか、というところから。印象というあいまいなところから入るのも、意外に正解に行き着くことがあります。

オミナエシの花に似ているし、雌しべや雄しべが花冠から飛び出す感じがスイカズラにも似ています。

 

スイカズラ科のツルカノコソウと判明しました。判るとうれしく、すっきり。

確かに、カノコソウにも似ています。

ツルカノコソウ
ツルカノコソウ