落ち鮎の煮浸し

香り爽やかな夏の若鮎はまさに夏の味。大好きな魚です。

 

若鮎の季節が過ぎて産卵期を迎えた鮎は、河口付近まで川を下っていきます。卵をお腹いっぱいに抱えた子持ちの落ち鮎は、秋から初冬にかけてのほんの一時のもの。

 

伊豆の狩野川は、鮎釣りも盛んなところですので、毎年忘れず鮎屋さんに頼んでおきますと、程よい大きさの鮎をとっておいてくれます。

 

この時期ならではの鮎の美味しさを活かして、薄味で煮浸しを作っています。


材料

 落ち鮎   :6尾

 水     :300㏄

 酒     :50㏄

 みりん   :大さじ11/2

 砂糖    :小さじ1

 薄口しょうゆ:大さじ2

 

準備するもの

 圧力鍋*


①  鮎は煮崩れしやすいので、そのまま素焼きにする。尾びれや腹びれなどは焦げやすいので塩をまぶしておく。

 

②  圧力鍋に素焼きの鮎を入れ、調味料をすべて入れて煮る。


アドバイス

 

 圧力鍋を使うと、頭も丸ごと食べられ形もくずれません。 骨まで食べられる圧力と時間は、圧力鍋によって違います。

お手持ちの圧力鍋の使い方に従ってください。

 

●  保存する場合は、煮汁と一緒に保存袋に入れて冷凍すればお正月まで楽しむことができます。お正月までもった試しはありませんが、良い縁起物になります。