香り醤油三種

作り方というほどのことはなく、果物なり木の実なり、好みのものを醤油に沈めただけのものです。ところが、それぞれの風味を移した醤油は、本当に使いみち多々、料理を豊かにしてくれます。

 

お好みの素材を漬け込んで楽しみましょう。

 


 梅醤油

青梅のエキスが出やすいように、包丁で一筋切れ目を入れるか、竹串で穴をあけて醤油に漬ける。

 

 

 

 

刺身醤油、炒め物、あえ物、煮物、材料の下味付け、何にでも。漬けあがった梅は細かく刻んでご飯のお供に。おにぎりの具にも美味しい。

 実山椒の醤油

青い、まだ中に芯ができていない柔らかな実山椒をそのまま醤油に漬ける。

 

5月から6月にかけてのごく短い期間を逃さないように、収穫しては入れ、収穫しては入れ、しながら作る。

 

梅醤油と同様に使える。特に青魚を煮る時やちりめん山、昆布の佃煮を作る時は重宝する。

 にんにく醤油

炒め物には特によく合う。 しっかり漬かったにんにくは、匂いもまろやかになっておいしい。

 


アドバイス

 

● 漬け込む材料は生姜、シソの実もよく合います。ネギなどの野菜でも美味しくできますが、水分の多い野菜類は保存期間はどうしても短くなります。

 

梅、実山椒、ニンニクなどは1年以上十分持ちますし、醤油が少なくなってきたら醤油を継ぎ足して保存しています。

 

ちなみに写真のにんにく醤油は10年物です。