ミンスミート

イギリスが故郷の保存食です。ドライフルーツやナッツ類を、スパイス、ラム酒などで漬け込んだもので、ミンスパイのフィリング、パウンドケーキなどに使います。ヨーグルトやアイスクリーに合わせても美味しいです。

 

果実酒を作っておられる方なら、その果実を利用しましょう。すでにホワイトリカーがしみ込んでいるので、改めてラム酒などを足す必要もありません。

 

わが家のミンスミートは継ぎ足し継ぎ足しを重ねて、もうどれくらい経ったでしょうか。20年、いえいえ30年かもしれません。もう何を入れたかさえわかりません。

 

さまざまなものが混然一体となって、月日が経つほどに美味しさを増します。


材料

果物類:

リンゴ、オレンジ、レモン…あるもの

果実酒の果物:

梅、プラム、レモン、甘夏、ネーブル、カリン、ヤマモモ、サルナシ、ナツメ…あるもの

ドライフルーツ:

レーズン、オレンジピール…あるもの

ジャム・マーマレード:

あるもの

スパイス類:

シナモン、クローブ、ナツメグなど

ナッツ類:

クルミ、アーモンド、カシューナッツなど

砂糖:

きび砂糖、てんさい糖、黒糖など

オイル類*

無塩バター、オリーブ油など

ラム酒、ブランデーなどあれば

 

準備するもの

  保存ビン


わが家の果実酒の果実たち

イヌマキ、サルナシ
イヌマキ、サルナシ
梅、ヤマモモ、ヤマボウシ、 青ミカン、キンカン、
梅、ヤマモモ、ヤマボウシ、 青ミカン、キンカン、
桜の実、カリン、レモン
桜の実、カリン、レモン

① 材料は細かく切り、ナッツ類は細かく砕く。

 

② スバイス類、砂糖、オイル類を加えてよく混ぜる。

果実酒のお酒を足す。好みでラム酒、ブランデーでもよい。

 

③ 保存ビンに入れる。

      育成中
      育成中

④ 最初のうちは材料が水分を吸うので、ひたひたに浸かるくらいお酒を足し、しばらく毎日かき混ぜる。

 

時々味を見て砂糖を足したり、お酒を足したりする。

 砂糖は多いくらいでちょうどよい。

 

⑤ 半年くらい経つと、美味しくなる。使った分をその時にあるものを足しながら育てる

 


アドバイス

 

* もともと、保存性を高めるために豚のケンネ脂を使っていたと言います。お手持ちのオイル類をお使いください。

 

● 常温で保存できますが、心配なら冷蔵保存でも。