日本列島は、4つの大きなプレートがせめぎ合うちょうど上にあります。災害列島たる所以でもあります。
4つのうち、唯一フィリピン海プレート上にあるのが伊豆半島です。 およそ2000万年前の太平洋上の小さな火山島が、フィリピン海プレートに乗って北上し、本州に衝突して出来上がった伊豆半島。
なんだかまるで「ひょっこりひょうたん島」のようで、想像を搔き立ててくれます。 そして今なお、北へと本州を押し上げつつあります。
そんな伊豆に暮すようになってから、ずいぶんと月日が経ちました。 成り立ちの面白さ、独特の地層や伊豆半島固有の植物たち。
歩いて、歩いて、伊豆の自慢をしたいと思います。
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植物は類似した種が多く、
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6月5日(金)八丁池
本谷川沿いを登って涸沢を渡るとスギやヒノキの植林地を抜けて、ブナやヒメシャラの森に入ります。美しい森です。
珍しく5月に発生してやってきた台風、幸いわが家はあまり降りませんでしたが、伊豆の南の方では線状降水帯が発生して、土砂崩れも起きました。ほんのわずかの違いで大雨が降り続くのは、珍しくなくなりました。
台風一過、晴天を期待したのですが、ずいぶんと肌寒く、八丁池まで登って来るとすっかりモノトーンの世界でした。アオバトやカッコウの鳴き声がもやの中よく響きます。もうすぐ梅雨入りしそうです。

5月29日(金)花案内
山友の案内でやって来ました。すでに花は終わっていますが、花柄は残っています。扇子のヒダのような大きな葉を2枚、独特な姿のクマガイソウです。
日本中、絶滅危惧Ⅰ類及びⅡ類指定、自然環境の中で自生種を見ることはまずありません。大切に守りたい花の一つです。
今日は真夏のように暑く、晴れ渡った晴天です。山頂付近の樹間から天城の青い山々が見えます。
林床の小さな花も美しいけれど、純白の花をただ一輪、凛として気高く、楚々としていながら豪華なヤマシャクヤクは女王様のようです。

ルイヨウボタンもちょうど花を付けています。目立たぬ花ながら、ヤマシャクヤクとはまた一味違う美しさがあります。
森の中で、花友がヒメムヨウランを見つけました。落ち葉に溶け込んでよくよく見ないとほとんど分かりません。近くに目を凝らすと、何株も花を咲かせていました。
帰路場所を変えて、花友が見つけたフガクヤシャビシャクを案内してもらいました。どこに着生しているのかさっぱりわからないほど、見つけにくい。よく探し出しました。
天城のヤシャビシャクとの違いをじっくり観察。花三昧の一日を終わります。

5月14日(木)猿山
そろそろ咲く頃だね・・・と出かけてきました。山友によれば下田の黒船祭の頃がちょうど良い時期だとか。
アマギシャクナゲと言えば、花の山として知られる天城山が有名ですが、私は三蓋山から小僧山、猿山に伸びる稜線に人知れず咲くアマギシャクナゲが一番だと感じます。

小僧山、猿山への登山道はなく、細かな支尾根がたくさんあって迷いやすい所です。一昨年の暮れに猿山で行方不明になった人は未だ発見されずにいます。
初めて連れて行ってもらった時には、山名表示もこんなに賑やかではありませんでしたし、今では至る所に付いているピンクテープも皆無でした。
地図読みのコースとしては、とても面白く勉強になるルートです。結構な人が訪れるようになったようですが、やはり迷いやすい所なので、注意が必要です。
山頂近くの大ヤマグルマ。ダイオウイカのように巨体を横たえて変わらぬ姿に再会です。
途中、樹々の間から河津の街並みや先日歩いた天嶺山がはるかに見えます。 さらにはるか、海には利島が浮かんでいます。
