歩き始めた詳しいいきさつは→こちらをどうぞ 

お願い

植物は類似した種が多く、自然交配した雑種も多く見られますので、同定が困難な場合があります。種名の誤り、未同定の植物の名前がお分かりの方は是非ご連絡下さい。ご質問やご感想もお寄せ下さい。

「ご意見・アドバイスをお願いします」

●メールでのご連絡先→ ori@ohnojunko.com


NEW!

9月11日(水) 初秋の植物観察・岩戸山

 

週初めにやって来た台風15号は、伊豆半島をかすめて通り、どうなることやらと思いましたが、幸い私の住まいの近くは目立った被害はありませんでした。 

しかし、近隣の伊東市や河津、下田はじめその爪痕はかなりのものでした。 

早い速度だったため、近づいてきて横を通り過ぎていく様が手に取るようでした。

 

ヤマハギ
ヤマハギ

 

 

伊豆半島が一番酷いかと思いきや、その先の千葉では相当な被害で、今だに電気、ガスが復旧していないところも多く、私の友人もようやく昨日電気と水道が復旧したとのことでした。

 

 

モミジガサ
モミジガサ

 

非常食、防災用品は備えてはいますが、実際自分の身に降りかかったらどうなることやら想像もつきません。 

年々自然はトゲトゲしくなっていくようです。

 

 

 

天城も沢沿いも崩れているかもしれないので、近場の岩戸山へ植物観察にやって来ました。

 

 

 

 

 

 

 

アシタカマツムシソウ: 房総、伊豆半島、愛鷹山系の固有種です。

 

 

 

イズコゴメグサ: その名のとおり小さな花に小さな葉。 

フォッサマグナ要素の植物で絶滅危惧1B群指定。 

光合成もしますが、他の植物の根に自らの根の一部を食い込ませて養分を採っている半寄生植物です。年々数を減らしているようで心配です。

 

 

オトギリソウ: オトギリソウの仲間はいろいろあり、見分けがとても難しい。 ポイントは花や葉にある明点と黒点、黒線。 ルーペでじっくり見ないと見えません。 この写真は珍しく良く撮れていまして、花に黒点と黒線があり、茎を抱く葉の形からオトギリソウだと思います。

 

 

 

オミナエシ: 秋の七草のひとつですが、自然の中で滅多見かけなくなりました。

 

 

 

 

 

 

 

因みに秋の七草、全部言えますか? 春の七草と違って難しいですね。 

オミナエシ、ススキ、キキョウ、ナデシコ、フジバカマ、クズ、ハギ。

「オスキナフクハ=お好きな服は」と覚えるといいそうです。

 

 

 

サワヒヨドリ:フジバカマによく似ています。

いずれもアサギマダラの成虫の食草です。

 

 

 

 

 

 

幼虫は有毒なキジョランの葉を食べて体内に毒を貯め、外敵に食べられないようにしているそうです。2000kmもの渡りをするアサギマダラはの力の源は、体に貯めた毒とこの花の蜜にあるのでしょうか。

 

 

キツネノマゴとヤマトウバナ:一見よく似ていますが、花をよくよく見てみれば違いますね。

キツネノマゴ
キツネノマゴ
ヤマトウバナ
ヤマトウバナ

 

 

 

石仏の道の友人:石仏ではありません。 

 

しばらく体調不良で休んでおりましたが、めでたく復帰。

良かった 良かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カットしようかとも思いましたが・・・・

シュウブンソウ?
シュウブンソウ?

 

9月2日(月)    八丁池 初秋

 

本当に久しぶりです、富士山。 

しばらく、しばらく立ち止まり、流れる雲に見え隠れする姿に見惚れました。

 

 

 

 

 

大小屋天井、白砂天井、岩尾天井と続くなだらかで平坦な天井は、歩きやすいといえば歩きやすいものの、平坦なだけに尾根がはっきりせず方向を見失いがちです。 

いつもと違った尾根を八丁池に向かって登ってみましたが、赤テープあり。 

どこを歩いてみてもやっぱり先に歩いている人が必ずいますね。

 

 

 

少し色付いた水辺のカヤツリグサ、下界よりずいぶんと赤いアキアカネ。 

 

まだまだ夏の陽射しは強いけれど、今日の八丁池は秋の気配です。

 

定点観測中。

 

 

アオフタバラン: とても地味で小さく、よくよく目を凝らさないと見過ごします。

 

 

 

 

ヤシャビシャク: たくさん実が付いています。

 

クモキリソウだと思ってきた: 初めて花を接写・・・ん、ん、ん・・・? 

葉はよく似ていますが、どう見てもクモキリソウの花には見えません。 

調べ直したところ「ジンバイソウ」のようです。 

「神拝草」と書くそうです。 

確かに神様を拝んでいるような姿に見えるようにも思えます。

なんと長い間気づかずに来たことか! それでもずっと観察してきたからこそ分かったことと自分を慰めつつ、まさに拝みたくなりました。

 

 

葉について言えば、クモキリソウの葉は地面から斜めに立ち上がりますが、ジンバイソウは地面に張り付いたようになります。葉の付き方ではアオフタバランに似ています。 

葉の出方の角度にはずっと違和感を抱いてきたのは確かです。 

違和感を持った時は調べ直すのが正解だと、今回改めて思いました。

 

それでも正しい名前が分かって嬉しい。 今日一番の収穫でしょうか。

 

 

ブナの倒木: 命尽きてもたくさんの新たな命のゆりかごとなっています。

ギボウシの花が満開でした。

 

 

 

 

 

 

 

ヤマグルマ: 今日も奇妙なヤマグルマ発見。 どうしてどうなったらこうなるのやら・・・・

ツルリンドウ
ツルリンドウ
トンボソウ
トンボソウ


 

8月18日(日) 岩戸山

 

台風の影響の長雨で一週間ほど歩けなかったので、運動不足解消に友人と二人近くの山歩きに出かけてみましたが・・・・・

 

 

 

 

 

伊豆山神社から岩戸山へのコースは登山口までが長く、アスファルトの道が灼熱地獄のようでした。 登山口に着いたらもう帰ろうか・・・というセリフがどちらかの口から出そうなところを何とか踏みとどまって、岩戸山まで登ってきました。 

 

 

 

ともかく暑いのは当たり前の台風一過。 それでも登山道に入れば木陰は別世界、谷から吹き上げる風の心地良いこと。 

 

木陰でおにぎりをパクつきながら、くじけそうだった先ほどの自分たちを思い出せば可笑しくて、よく頑張ったと互いに自画自賛してすっかり蘇りました。

 

 

写真を撮るゆとりもなかった往路でしたが、盛夏の草いきれの石仏の道は心も軽く下ってきました。

 

オミナエシ
オミナエシ

 

 

 

 

 

 

草花はすでに秋の気配でした。

 

 

 

キレハオトコヨモギ
キレハオトコヨモギ
コガンビ
コガンビ
ヤマアイ
ヤマアイ

 

ヤマトタマムシ: 子供の頃はよく見かけたものでしたが、なんと久しぶりの対面でしょうか。 50年は経っているかも。 

今は環境も変わって随分と数も減ったと聞いています。 

美しいですね。

 

 

 

こちらは母から譲られたタマムシの帯留め。 とても好きで大切に使っています。


 

8月8日(木) 八丁池 夏

 

いくら山と言えども低山は暑い。 

暑いけれどもやっぱり心地良い。

 

青空と樹々の緑を写して水を満々に湛えた夏模様の八丁池。 

 

 

大小屋天井
大小屋天井

大きなリュックを背負った老夫婦と何度か出会い、八丁池でも一緒になりました。

 

テント泊でもするのかと思うほどの大きな荷物だったので、お聞きしたところ、北アルプスに登るための訓練だとのこと。 

 

すごいなあ、私もあと15年、できれば20年歩けたらと願っています。

 

 

 

アオフタバラン: 咲き始めました。 

薄暗い林床の小さな、小さな花。 先が少し割れたオシャモジのような唇弁が特徴ですね。 

 

それにしても日本の自生ランはなんて精巧で密やかに美しいことか。 

 

 

 

 

 

オオバアサガラ: 長らく未同定でしたが、花が咲いてやっとわかったのが6月のこと。 

葉をマジマジと見てきました。

 

 

 

 

 

 

ツルニガクサ: ニガクサかツルニガクサか? 葉の不揃いな鋸歯からすればツルニガクサでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

クモキリソウ: 定点観察中。花柄がスック延びてきました。 来週あたり開花でしょうか。

 

 

白砂天井
白砂天井