2019年の日々のこと
NEW!
11月18日(月) 恒例行事
今年も干し柿を吊るしました。毎年はもう止めようかと思っていると、こういうことは忘れない友人が催促してまいります。
190個剥きました。
陽射しを浴びて、やっぱりやめなくて良かったと思う。
陽が低く長くなりました。 冬至を迎える頃までには美味しくなっているでしょう。
10月13日(日) 台風一過
先日の台風15号に続いてやって来た台風19号。
スピードが遅かったので、怖いような雨が降り続き、いよいよ近づいてくると、家ごと揺れるわ、ちぎれた木の枝などが雨戸に当たるわ、息を潜めて通り過ぎるのを待つしかありません。
伊豆半島に上陸し熱海は目に入りました。 嘘のようにパタリと風が止み、吹き返しもほとんどなく、その後は急激に穏やかになりました。
天城山や箱根は記録的な降水量だったようですし、北側に集中した雨雲で随分と離れたところで大雨が降り、容量オーバーで放水したダムや川の決壊で大きな被害が出ています。
年々凶暴になってくる自然の猛威、少しでも被害が少ないことを祈ります。
翌朝、吹き飛んだ木の葉や枝が散乱してはいましたが、澄んだ青空に天城の山々はくっきり、横浜のビル群やスカイツリーも見え、その後ろの房総半島も見えています。
伊豆大島もきれいですね。
嘘のような台風一過です。
台風の置き土産、栗がたくさん落ちていました。
6月3日(月) 梅仕事
梅が実る頃にちょうどビワも食べ頃です。
合間にビワを頬張りながら梅を収穫。
さて、大変なのはこれからです。
まずは、青梅を同量の氷砂糖と合わせて梅シロップを作ります。
氷砂糖が溶けるまで、瓶を転がす毎日がしばらく続きます。
その次は梅酒。美味しくなるまで放置。
少し色付いている梅は梅干し用に仕込みます。
ポタポタ落ちた完熟落ち梅は、味噌と砂糖と梅、各同量ずつを混ぜ合わせて、梅のエキスが溶け出すのを毎日かき混ぜながら待ちます。
残りの完熟梅は梅ジャムに。
梅シロップ : 6kg
梅酒 : 2.5kg
梅干し : 5kg
梅味噌 : 0.7kg
梅ジャム : 1kg
合計 15.2kg なり。
まだまだ面倒を見なくてはなりませんが、一応仕込みはこれにて終了。
それにしても、豊かな恵みに感謝。
5月23日(木)
5月の行事
爽やかな季節。 草木はすくすくと伸び、若葉は爆発しそうにモリモリと日に日に盛り上がってきます。
まずはドクダミ化粧水の仕込み。
薬効成分の最も多い花穂の出始めた頃が採集の適期です。 意外に短い適期を逃がさないよう、朝のウオーキングの時に少しずつ摘んできます。
洗って水分を取り、細かくちぎって瓶にギュウギュウ詰め込んで、35度のホワイトリカーを注ぎます。
あとは2年間放置。
残ったドクダミは干してお茶にします。 夏場に麦茶と一緒に煮出して飲んでいます。
ドクダミだけでなく身近な植物で化粧水原料をいくつか作っています。
左からローズマリー・チンキ、アロエ、月桃の種(沖縄に行った友人からもらった種)、2017年仕込みのドクダミ。
科学的な根拠はありませんが、その土地に暮らす人間にはその土地で育つものが一番と感覚的に感じるので、「地産地消」を旨としています。
オイル分も伊豆大島の椿油を使っています。
しかし・・・悲しいかな、年とともに乾燥が激しくなり、椿油で追いつかない部分はローズマリー・チンキでクリームを作っています。
以前は基剤に蜜蝋を使っていましたが、ある日ある時、急に発疹が出て蜜蝋アレルギーになってしまいました。 仕方なく今はサンホワイト(ワセリンの純度の高いもの)を基剤としてローズマリーチンキを混ぜてクリームを作っています。
我が家の小梅も収穫。少しなのでカリカリ漬けにしましょうか。
もうすぐ青梅の季節になり、梅仕事が始まります。忙しくて楽しい恒例の季節が始まります。
4月24日(水) 散歩の収穫
キーンと冷えた冬の朝に海から日が昇るのを眺めながら歩くのはとてもいいものですが、爽やかなこの季節もまた佳し。
暖かくなったので久しぶりに近所のお宅の知り合いのニャンに会いました。 いつものウオーキングコースの途中、「それいゆ」、通称「それ君」です。
最近ようやくナデナデもさせてくれるし、ゴロンと腹見せポーズもしてくれる。
私のスニーカーで爪とぎまでしてくれる。
聞けば、ななちゃんと同じく野良出身だそうです。
今年の八重桜は少し早いようです。
パン用の酵母をたてるため少しばかり花を失敬。
毎年この季節だけの楽しみです。
4月20日(土) 素晴らしい!
友人宅のご両親。 父君はなんと99歳、白寿。カクシャクとし、絵も描き字も書き、庭仕事、何でもなさる。 お話していてもユーモア精神豊か。
一方の母君は手仕事が大好きで、洋裁、編み物・・・・何でもござれで、それはそれはマメで器用です。
昨日お届物があって立ち寄ると、「誰も見てくれない。」仰るので、ならば僭越ながらささやかな私のHPにお載せしようじゃないかと写真を撮ってきました。
編み込みの手袋: セーターだって難しいのに、この小さな手袋の編み込み! 私も編み物大好きですが、編み込みは手間もかかるし難しいので断念してきました。
スマホ対応の手袋: この冬用にいただいて、重宝しました。
これも面倒だと思います。
座布団: よくよく見るといくつかの輪が絡まりながら編みあがっています!
驚きです。
NEW!
4月20日(土) 木の芽
先日の雪で新芽がやられてしまわないかと心配しました。
ツヤツヤ新鮮、柔らかな山椒の新芽だけを摘み取って佃煮にします。
ザル一杯とっても、5cmほどの小瓶がたった二つになってしまいます。 それでもお箸に一つまみだけでご飯が一膳いけます。たまらない美味しさです。
4月10日(水) 初物
イノシシ年の友人と、見つけることにかけては生まれてから負け知らずのイノシシ眼の私。
今年は出るのが遅めながら、地面から1~2㎝出てるか出ていないかという一番美味しい時のタケノコ、しっかり掘り出しました。
およそ20本。 言いようがないほど美味しかったのは言うまでもありません。
3月22日(金) 次々に
わが家のクリスマスローズが咲き震災の日が来ると、間もなく友の命日がやってきます。
あれから幾度も春は廻り、少し淋しく切ない気持ちも次々に咲き始める慎ましやかな早春の花たちにホッとします。
モミジイチゴ: 野イチゴ達に先駆けてモミジイチゴとクサイチゴの花が咲きます。
小さくて目立ちませんが、よく見るとバラ科らしくなんて美しい。
そのあとはクマイチゴ、ナワシロイチゴと続きます。
オオバヤシャブシ:垂れ下がるのが雄花、上に向かっているツクシの頭のようなのが雌花です。
別名・ハゲシバリともいわれ、荒地の崩れやすい斜面に生えて支えてくれる植物です。
この辺りにはそれこそ山ほどありまして、雄花が一面に散っているのを初めて見た時は毛虫の大群かと思いました。 実は大変優れた染料です。
熱海では売るほどあるので、おかげで染料店で買うことはなくなりました。
クロモジとキブシ: 透けるような蝋細工のような繊細さ。
とりわけ好きな早春の花です。
キブシの花は一つ一つを見るとまるでバラの花のようです。
ワラビ: 出始めました。
シュンラン: かつての山里には普通に生えていたといいますが、今や山野草として売られるくらいです。 この辺りにはたくさん自生しています。
アマギカンアオイ: 伊豆半島、山梨固有のフォッサマグナ要素の植物。
カンアオイにも多くの種類があって、見分けが難しいのですが、これだけは分かるようになりました。
わが家にたくさん生えています。
何とも何とも奇妙な花ですが、見つけると嬉しくなります。
1月21日(月) 恵み多々
友人と二人、レモンとネーブルを収穫し、そうだそうだと言いながらフキノトウを見に行き、ついでに野ゼリを摘み、帰りがけに大根収穫。
なんと豊かなことよ! 春の嬉しい恵みです。
さあ、これからが一仕事です。
フキノトウは湯がいてフキ味噌を作り、残りは冷凍しておきます。 半年は味も変わらずいろんな料理に使い回せます。
大根は甘酢漬けにし、大根葉は干し、レモンはレモンシロップにしました。
塩レモンも仕込まねば・・・
1月1日(火) 元旦
2019年が明けました。
利島のその向こうには三宅島までうっすらと見えています。
房総半島も見えます。
天城連山には少し雲がかかっていますが 空気が澄み切って静かな元旦の日の出です。
今年は元号も変わります。
新しいだけではなく、もう少し優しい時代になってほしいと願っています。