日々のこと 大野純子

幼い頃、私は爪を噛む癖があったそうです。 困った母は手当たり次第に物を持たせたそうです。

 

そのうちに物を壊したり、組み立てたり、作ったり、切ったり、張ったり、縫ったり、編んだり・・・・のちに料理や保存食作り、そして織りにつながる原点はそこにあったようです。

 

何だかいつも手を動かしていないと落ち着かない、手仕事大好き人間になりました。

 

季節と共に過ぎる日々のことを綴ります。                 2021年までのことは→こちら


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1月30日(月)もう一番

 

毎年仲良しの友がくれる素敵なカレンダー。

 

年末で役割を終えても、カレンダーは丈夫で良質な紙が使われてますし、何よりその絵が捨てがたい。 そこで捨てる前にもう一番。 以前は封筒やポチ袋を作っていましたが、そればかりでは芸がないので最近は立体シリーズです。

 

今年はティッシュケースを折ってみました。 なかなかの出来栄えと自画自賛して、早速お届けしました。 

 

言ってしまえば「こんなもの」かもしれませんが、いつもとても喜んでくれて、私としてもとても嬉しい。

 


因みに去年は立方体の箱を作りました。

 

少しずつ大きさを変えて入れ子にできます。数字の部分で小さめの箱にすると、これも

なかなか素敵です。蓋も閉まるようにしたので、ちょっとした贈り物に使えそう。

 

 

 

 

その前の年には、テトラを折りました。こちらも中に小さなものを入れられて、止められるようにしてあります。

 

毎年何にしようと考えるのも、また楽しみの一つです。

 


 

1月21日(土)旬は今

友人宅のネーブルが旬を迎えました。

 

採ろうとするとポタリと落ちます。まさに完熟。ヘタのないのはそのせいで最も美味しい旬のしるしです。

 

未熟なうちに採ってしまう市販のものと樹で完熟したものとは格段の違いがあります。

 

オレンジスライスを作ります。

56㎜にスライスします。

 

普通に鍋で煮ると皮が柔らかくなるまで時間もかかり、果肉が落ちてしまうので私は圧力鍋を使います。

 

ひたひたに水を張って煮ます。

 

一方、あまり圧をかけ過ぎても柔らか過ぎてしまうので、圧力が自然に下がるのを待たず、鍋をすぐ冷やして圧力を下げると、程よい硬さで果肉もきれいに残ります。

 

煮えたらお砂糖を入れて煮含めます。

 

 

 

トーストの上に一枚ポンと載せて食べるのが私のお気に入りです。 紅茶に入れても、フルーツケーキのトッピングに載せてもなかなかです。


ななちゃんが今冬初めて「ちぐら」に入りました。こちらも今が入り時でしょうか。 

 

私の手作りちぐら。 入ってくつろぐ様子を見ているだけで大満足。嬉しくなって思わず手を入れると、猫パンチが飛んできます。

 

そうだよねぇ。テリトリーだもんねぇ。


 

1月1日(日) 元旦

 

静かで穏やかな2023年の初日の出です。 

 

 

 

わが家の同居人も変わらず元気に新しい年を迎えました。

 

何より何より。


 

11月18日(金) 冬近し

 

 

 

 

立冬も過ぎ、あれよあれよという間にもう年の終わりも近くなってきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今年初めてその声を確認したのは10月23日、それからしばらくしてようやく姿を確認。 

冬の使者ジョウビタキです。

 

わが家のテリトリーは代々女子。 今年もです。

 

晴れて風の弱い日には冬ごもりの場所を求めて、テントウムシも飛び始めます。 狭いドアやガラス戸の隙間にたくさん入り込んできます。

 

多い時には白い外壁がドット模様になるほどたくさんやって来ますが、今年はどうでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

北風の冷たくなる頃の恒例、吊るし柿を今年も無事仕込みました。

 

しばらくお天気が続き、願わくば程よい風が吹いてくれるといいのですが。

 

 

大切な友人の一人が現在闘病中です。

 

陽だまりでゆったりくつろぐななちゃんを眺めながら、どうか彼女に穏やかな日が訪れますようにとただただ願うことしかできないでいます。

 


 

8月17日(水) 立秋

 

立秋を過ぎると猛暑の陽射しにも心なしか翳りが混じるような気がするのは、本当に気のせいでしょうか。台風も一つ行き過ぎて、秋の雲が姿を見せるようになってきました。

 

梅仕事が終わり一息。ようやく次に取り掛かる気持ちになってきました。 

新生姜がたくさん出回っています。

 

 

梅干しの副産物の赤梅酢を使って紅生姜、甘酢にも別途漬け込みます。

 

生姜ジャムもこれから冬一杯重宝するのでたっぷり作ります。

 

薄く切ってから圧力鍋で一気に柔らかくして、ブレンダーでペーストのすれば手間も一気に省けます。

 

 

お砂糖にレモン汁少々を入れてしばらく煮れば完成。 

 

 

 

生姜湯、ジンジャーエール、紅茶に入れても良し。 ヨーグルトに添えても旨い。 

バタートーストに塗ってもこれまた美味しい。 

ショートブレッドに入れたりパンに練り込んだり。 お魚を煮る時にも使える万能選手です。 

 

 

 

 

 

生姜はとても身近な薬味ですが、生で食べれば体の熱を冷ましてくれるし、熱を加えたものは体を温めてくれる効果があります。

 


 

7月25日(月) 梅干

 

「三日三晩の土用干し」と言いますが、この三日、猛烈な陽射しなので二日半で引き上げました。

 

今年は量が多かったので、盆ざるを一つ追加しました。

 

 

 

夏の陽射しをたっぷり浴びてぬくぬくになった梅を最終日には日なたに出して同じくぬくぬくになった赤梅酢の中に戻してさらに10日くらい漬け込んでおきますと梅干しの完成です。 

 

 

陽射しを吸い込んだ梅はもう一度赤梅酢を吸い込んでお日さまの旨味とともに真っ赤になります。 今年も梅仕事ほぼ終了です。

 


 

6月12日(日) 梅仕事

 

無農薬の梅、ざっと見たところ20kgはありそう。

今年も持ち込み加工依頼です。 

さてさて、今年もやりますか。

 

まずは傷のないきれいな青梅を選んで、梅シロップと梅醤油の仕込み。

 

 

 

いつもは完熟の梅で作る梅味噌も、今年は青梅で作ってみます。

味噌ももちろん自家製。 

 

いつもはしっかりエキスが溶け込んでから保存前に火入れをしますが、今年は発酵を活かすために加熱せずにそのままにしてみよう。

 

 

残りの梅はしばらく風通しの良いところで梅干し用に追熟させます。 その中で熟しすぎてしまったり、傷のあるものは梅ジャムと完熟梅の梅味噌用になります。

 

自然の恵み、ありがたい。

 

 

 

こちらは干しあがったドクダミ。 夏の間は麦茶と一緒に煮出して飲みます。 

わが家に生えているドクダミを採っていたら、マダニに咬まれてしまいました。 

マダニ感染症は恐るべきもので、ウイルスを持ったマダニに咬まれるとかなりの高い割合で死者も出ています。 山歩きをする時は顔以外は完全防備、とても注意していますが、うっかり身近な草刈りなどで被害に遭うことが多いようです。 

 

私もうっかりというか油断していました。 喰いつかれても痛くもかゆくもないので意外に気づきません。私も「こんなところにホクロがあったかしら??」と思ってよくよく見て気づきました。

 

潜伏期間は2週間ほど、ライム病に至っては32日らしく、私も2週間は過ぎましたが、まだ経過観察期間中です。

 

気づいたのが翌日だったので、ステロイド軟膏を天盛してしばらく置いておいたらポロリととれました。 無理やり取ってはいけないそうです。 

そのあとの猛烈な痒みと腫れはもうこりごりとういうレベルです。

 

最近は自然の破壊が進み、野生動物も身近に見かけることが多くなってきました。 

自然が豊かなわけではありません。 行き場を失って致し方なく人の住処に近づかざるを得なくなっただけです。 マダニ自体は大昔からいたわけで、野生動物とともに人間により身近になって被害も増えたのでしょう。

 

マダニ、くれぐれも気をつけましょう。

 


 

4月25日(水) 夏は来ぬ

 

今年もそんな季節がやって来ました。5月の連休頃にちょうど美味しくなる甘夏。今年は表年のようで大量に生っています。 

とりあえず第一回戦、収穫してきました。     あと2回ほど収穫作業はかかりそうです。

 

 

 

いつも惜しみなく採らせてくれる友に感謝。

 

毎日朝、昼、晩、たんまり食べて、マーマレードも作りました。 

私の作り方は最後に捨てるのは種のみ。 中の果肉の袋も刻んで全部入っています。 

苦みも抜き過ぎは好みではなく、茹でこぼしはしません。 刻んだ皮は水に放して何度かもんで絞るだけです。 

 

美味しくできました!

 

 

ひんやりしたフローリングが気持ちの良い季節です。


キブシ
キブシ

 

4月5日(火)

春の植物観察・わが家編

 

わが家は標高400m弱、網代湾に向かって開けた斜面にへばりつくように建っております。 元々の植生に極力手を加えたくないので、自生種をあるがままにしています。 

 

 

 

 

人から見れば手入れもしない放りっぱなしに見えるでしょうが、伊豆の固有種も身近で見られ、私にとっては何よりの贅沢な猫の額ほどの裏山です。

 アマギカンアオイ: フォッサマグナ要素の植物で伊豆、箱根、富士山周辺のみに生育しています。土からいきなり出てきたような花。

 

何度見ても奇妙な花ですねえ。 

 

虫は来るの? 実は生るの? 

ついつい聞きたくなってしまうような花ですね。 わが家にはたくさん自生しています。

 

 

ワビスケの仲間: 品種名までわかりません。 私が挿し木をして今年17年目。やっと花が咲きました。

 

ほんの3㎝程の小さな一重の花で、花によって白がまだらに入るものもあります。 侘助の楚々ととしていながら凛とした花姿がツバキの中では一番好きです。

 

ハナイカダ
ハナイカダ

 

 

 

 

新芽の芽吹きもきれいですね。どれもこれも食べられそうです。 

 

 

ヤマアジサイは早くも花芽を付けています。 

 

 

 

 

オオシマザクラは葉がたくさん出てきました。今年も桜葉の塩漬けを作るつもりです。

大島桜
大島桜

 

春一番にはシュンランが咲きますが、もうしばらくすればエビネも咲き始めます。 

 

かつては里山に身近にあった日本の野生ランもめっきり見られなくなりましたが、ここにはなんと4種確認しています。

 

レンギョウ
レンギョウ
タチツボスミレ
タチツボスミレ
キボウシ
キボウシ
クロモジ
クロモジ
ミツバツチグリ
ミツバツチグリ
ユキヤナギ
ユキヤナギ

大豆に麹
大豆に麹

 

 

 

 

植物観察とは関係ないものの、今日はお味噌の仕込みもしました。

 

瓶詰め
瓶詰め

 

 

これを済ませると春たけなわです。


 

3月13日(日) ツクシ

 

何と久しぶりなことでしょう。 友人宅の庭に顔を出したツクシを一握り摘んできました。 

 

私の生まれ育ったところはすぐ近くに大きな川があり、今のように河川敷の整備がされていなかったので格好の遊び場であり、野草の宝庫でした。

 

春になれば足の踏み場もないほどのツクシが生えて、それこそ山ほど採ってきたものです。 

フキノトウと並んで、いやいやフキノトウをしのぎ一番好きな野草です。 

 

ツクシは袴をとるのが面倒なので敬遠する人も多いようですし、茎の部分しか食べたことがなくて味がないという人もいました。 ツクシはほろ苦い頭のてっぺんを食べなくちゃ意味がありません。

 

 

今夜は久しぶりに卵とじにして食べるとしましょう。

 

私の父は退職してから、新聞を切り抜いては料理を作っていたようで、実は腕前は母よりずっと上でした。 いつだったかツクシのかりんとうを作ってくれたことがありました。 

卵とじくらいしかしたことのなかった私には驚きでした。 

私も真似て作ってみたことがあります。 ほろ苦くそれはそれは美味しかったことを、久しぶりになつかしく思い出しました。 

 


 

2月2日(水) 牡蛎

 

唯一レバーを除き、食べ物に好き嫌いはありませんが、とりわけ好きなものはあります。 それは牡蛎。 

生牡蠣はさらに格別溺愛しております。

 

 

 

 

神戸の友人がそんな私に生牡蠣を送ってくれました。 

以前は気仙沼から届けてもらっていたのですが、東日本大震災以降すっかりご無沙汰していました。 神戸に牡蛎があるとは知らなかったので、聞いてみたところ淡路島の室津という所の産だそうです。 

 

シーズンになると神戸の港に毎日牡蛎が運ばれてきて、牡蛎小屋ができてたらふく食べられるそうな。

 

 

レモンを絞ってシンプルな生牡蠣。 最高でした。 

 

 

若い時は3ダースまでは食べたことがありますが、さすがに今はほどほどに自重し、一部はチーズ焼きにしてみました。 

 

 

 

こちらも生牡蠣とは違った美味しさ。

 

本当にごちそうさま。持つべきは牡蛎産地の友?かな。

 


 

1月1日(祝) 2022年元旦

 

昨日の雪がうっすらと残る2022年元旦の日の出です。 

 

美しい日の出でした。 

いつも初島と伊豆大島の間から日が昇ります。 

 

 

 

 

今年はコロナに煩わされない穏やかな日々が戻って来るでしょうか。

 

寒さの中、熱海桜が咲いています。