ジャム・マーマレード・シロップ
多くの方がその人なりの作り方で楽しんでおられるので、わざわざ作り方を説明することもないと思います。
私もこれまでたくさんのジャムやマーマレード、シロップを作ってきました。
私のコツ、守っていること、便利な方法などをご紹介したいと思います。
材料について
● せっかく手をかけて作るものです。無農薬、有機栽培の果物で作ります。
● 砂糖については白砂糖、グラニュー糖は使いません。
ミネラル分やオリゴ糖の豊富なきび砂糖とてんさい糖を使っています。
氷砂糖はてんさい糖から作られたものを。
きびは南国が原産、てんさいは北国が産地。南国生まれのきび砂糖は暑い夏に体の熱を冷ましてくれます。 一方、北国生まれのてんさい糖は体を温めてくれます。
夏に採れる果物はきび砂糖で、冬の果物はてんさい糖で作っています。
ジャム、マーマレードは果物の味を損なわないように、砂糖の量は多くても40%にとどめています。
シロップは果物と同量の氷砂糖です。
果物シロップいろいろ
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作り方について
● ジャムをコトコト煮る光景は何だかゆかしいもの。
でも、時間をかけると、味も香りも風 味も失われる一方です。私は中火の強くらいの火加減で一気に煮て20分以内で仕上げるようにしています。
● マーマレードのように皮を使うものは、苦みをとるために何度か茹でこぼすレシピが多いようです。
私は茹でこぼしはしません。相当に強いものについては、スライスするはしから水に落としていき、水の中で何度かつかみ洗いをしています。苦みも美味しさの一つです。
ジャム・マーマレードいろいろ
● マーマレードは、皮が程よい硬さになるまで時間がかかります。圧力鍋を使うと、早く柔らかくなる上に色も風味も落ちません。
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保存について
● 保存ビンの殺菌は保存性の点からとても大切です。
私は美味しいと思ったことがないので、食物の調理に電子レンジを使いませんが、ビンの殺菌には最適で完全です。一年以上の長期保存も大丈夫です。
①ビンに1/3ほど水を入れて、フタを軽く載せます。グラグラと煮立つまでレンジをかけます。
②ビンの水を流して、出来上がったジャムなどを詰めます。ビンもフタも完全に殺菌されていますので、詰める前に多少水分が残っていても構いません。