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1月10日(木) 岩戸山へ

 

 

 

 

先ずは東光寺の閻魔様と奪衣婆様にお年始のあいさつを。

 

 

 

 

東光寺は昔から「死者の霊の集まる山」、お彼岸の時には今は亡き人に会うことができると地元の人たちの間では言われてきたそうです。

 

 

 

 

 

 

 

来宮神社の上の明水神社から始まる道、湯河原からの道、さらにもう一つ函南側から登る道は東光寺へと続き、丁目ごとに佇む石仏様が地蔵信仰の中心として栄えたことを偲ばせます。

 

 

 

 

 

 

 

十国峠でぐるりと絶景を見まわしてから、これまで一度も歩いたことのない湯河原道に下りてみることにしました。

 

湯河原まで続く沢沿いの道は「行きはよいよい、帰りは・・・」のひたすらの下りです。 

 

 

 

帰路、来た道を上り返すのも芸がないので、岩戸山まで登る別ルートを歩いてみることにしました。

 

 

 

 

登山道地図にも載っていない道ながら、手作り道標あり。 

 

 

 

 

 

 

 

途中から踏み跡も薄く急斜面を巻いて登り、久しぶりに岩戸観音に到着しました。 

 

岩戸山から下って来たことはありますが、湯河原から登ってきたのは初めてです。 

立ちはだかるような巨大な岸壁は近寄り難く、それ故に信仰の対象になってきたのでしょう。

 

 

 

 

 

 

岩戸山山頂: 風が強く、足踏みしながらおにぎりを食べてサッサと退散しました。

 

 

 

 

 

 

石仏の道: 相模灘を眼下に伊豆大島、熱海、伊東、城ケ崎の海岸線、大室山も矢筈山も掌に乗るようです。滑るように下ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

地元の山・岩戸山。 

何度も来ていますが、いつもとは別の道を発見できた面白い山歩きでした。

 

火山の痕跡
火山の痕跡
姫の沢公園より 大室山・矢筈山・遠笠山・天城連山
姫の沢公園より 大室山・矢筈山・遠笠山・天城連山

 

 

キジョランの種: 今日はフワリフワリとたくさん飛んでいました。 

アケビの実のように割れて、綿毛の付いた種がたくさんはみ出す様が鬼女が髪を振り乱しているように見えることからその名がついたと言われています。 

 

まだキジョランの実を見たことがありませんが、いつかめぐり会いたいものです。

 

コクラン?: この季節に残る常緑のラン、コクランでしょうか。真鶴に自生しているそうなので、地理的に近い湯河原にあっても不思議ではありませんが、確認のために花を見にもう一度来なくては。

 

 

ツルリンドウ 実
ツルリンドウ 実
ハナミョウガ 実
ハナミョウガ 実


 

1月3日(木) 歩き始め

 

 

年の初めにとびきりの八丁池です。 

真っ青な空に明るい陽射しながら氷点下の寒さ。 

 

 それでも霜柱をザクザク踏んでやって来た甲斐ありの「縁起、格別佳し!」でしょうか。

 

 

 

全面氷結しており、その上にうっすら粉雪がかかっておりました。 

丸い氷紋がいくつも見えます。 おにぎりをしっかりとパクつきつつも、めったに見られない自然の造形の美しさをゆっくりと楽しみました。 

 

今日は後にするのが惜しいような八丁池でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昨年も氷結した八丁池に出会いましたが、シャーベットのように半透明で、今日のような氷紋は見られませんでした。 

どうしてこんなにきれいな丸い円ができるのでしょうね・・・不思議、ふしぎ、フシギ。

 

 

 

 

水生地歩道のワサビ沢: ワサビは流れる水ではなく、年間を通して水温の変わらない湧水に育つのだそうです。 

 

 

 

本谷川の上流、まさに水の湧き出すところです。 

 

ここを過ぎれば、まるで刀で断ち切ったかのようにパタリと水音は絶え、白っぽい岩のゴロゴロした涸沢となります。 

 

何度来ても思わず足を止め、地中に潜り流れているであろう水の流れの神秘さを思います。

 

 

青スズ台: 

シンボル・標柱ドウダンツツジは今年も健在です。 

 

 

今日伊豆七島がよく見えます。 

寒いけれど日差しは春のまぶしさです。

 

 

利島、 鵜渡根島、新島
利島、 鵜渡根島、新島

 

 

 

 

 

白砂天井のアブラチャン: 花芽がいっぱいです。

 

 

 

オニバシリ: 早くも花が咲き始めていました。 

葉と同じ緑色で目立ちませんが、ジンチョウゲ科特有の爽やかな甘い香りがします。 

別名、ナツボウズ。 その名のとおり、冬は青々とした葉がありますが、夏には葉を落とします。

 

 

 

 

 

 

お正月の装いの「河鹿の湯」です。 

3が日にも関わらず、次から次へとお客さんがやってきます。

 

 

水生地歩道
水生地歩道

 

12月26日(水) 歩き納め

 

下り八丁池歩道の大ブナ: もう少し上に一番大きいといわれる大ブナがありますが、これは2番目と言われています。 

 

天城には甲乙つけがたいブナがそれこそ山ほどあります。 

 

 

年輪を重ねたブナは何か考えているようでもあり、まさに「精霊ブナ」です。 

途中から歩道を外れて白砂天井を直登します。 

 

 

 

 

冬枯れの白砂天井には駿河灘から裾を引く富士山が見られる絶好の場所があります。

 今日は南アルプスも見え、一同しばし絶景を楽しみ八丁池へ。

 

 

今日の八丁池も水が少なく、少し期待していた氷も張っていませんでした。

 

白砂湧水に立ち寄ってみました。 

 

 

八丁池の水が少なかったのですが、変わらず湧き出していました。 

本谷川の源頭です。

 

 

ヤマヤマグルマ: このヤマグルマも例によって妙な格好をしています。 きちんと葉を観察したことがなかったので確認中。

 

 

歩き納めののんびり八丁池行き。 

風邪も引かず、怪我もせず、今年も一年楽しく山歩きができました。 

 

また来年も歩きますよ!

 


 

12月21日(金)

金冠山から真城峠へ

 

久しぶりの金冠山。

伊豆山稜線歩道の一番北の端に当たります。 

 

今日はその先、奥山からゴゼト山を経て、真城峠まで行ってみようと思います。 

 

 

 

 

 

初めての山域、少し緊張しながら金冠山から笹原を下って行けば、ぐるり360度見事な景色です。 少し霞んではいますが、風もなく暖かな日です。

 

笹原を抜けて奥山へ向かうと、一転、延々と続くアセビの林です。 

万二郎岳と万三郎岳の間の馬の背のアセビのトンネルに劣らない規模ではないでしょうか。 

 

 

金冠山までは歩く人も多いものの、真城峠まではさすがに歩く人も少ないのでしょう。 

至る所、まるで耕運機で耕したかのように鹿やイノシシが堀り残しのないほど掘っており、鹿の群れが時折歩道をダーッと横切るような生き物の気配の色濃い山道です。

 

 

燃え立つ炎のようにクネクネと捩れたような樹形のアセビの林は、ゴゼト山が近づいてくるとシキミが多くなります。 

 

 

 

シキミはアセビと違い真っ直ぐに伸びています。この辺りはシキミの産地でもあるので、人の手が入り苗木が植えられているところも多くありました。

 

 

 

コゼト山: 三角点もなく山名表示もありませんが、地図から見るとここが山頂でしょう。 

 

「ゴゼト」は「瞽女倒」と書くそうです。 その名から察する通り、峠越えの雪道で行倒れた瞽女を憐れんで名づけられたようです。 

 

 

 

「瞽女」という言葉自体すでに死語となり、物語の中に生きるのみですが、哀しいながらゆかしい名です。

 

 

 

西伊豆スカイラインにぶつかったところが真城峠。

ここで折り返して戻るとしましょう。

 

 

富士・沼津アルプス・淡島
富士・沼津アルプス・淡島
クロモジ
クロモジ

 

 

 

 

春一番に咲くクロモジやアブラチャンの花芽がもうこんなにプックリとふくらんできました。 

 

 

アブラチャン
アブラチャン

 

 

 

 

陰陽転ず。明日は冬至。 日差しが少しずつ延びていきます。


 

12月13日(木) 原点

 

久々の矢筈山です。 

 

初めて自分の足で山と名の付くところに登ったのが4年前の11月、この矢筈山でした。 

 

私の山歩きの原点です。

 

 

 

 

孔ノ山 露頭
孔ノ山 露頭

 

伊東市の川奈沖に浮かぶ手石島の近く、手石海丘で海底噴火があったのが1989年、わずか30年ほど前のことです。 

温暖で穏やかな海と山に囲まれた伊豆半島は、実は活火山を抱かえて今なおフツフツと躍動し続けている土地でもあります。 

 

 

 

 

 

手石海丘階の前に噴火したのが矢筈山とその隣の孔ノ山で、2700年ほど前こと。 

まだまだ若い山々です。 

孔ノ山の麓をぐるりと歩いて矢筈山へと登って行くと、噴火の生々しさの残る溶岩がゴロゴロと転がっています。

矢筈山 溶岩露頭
矢筈山 溶岩露頭

 

矢筈山も孔ノ山も粘り気の多い溶岩を噴出したので、カップケーキやお餅がモコモコと盛り上がったような形をしているのが特徴です。 

 

岩の割れ目も柱状節理のようにきれいな六角形ではなく、なんだかイヤイヤ割れたような感じがしますね。

矢筈山 温風口
矢筈山 温風口

 

岩だらけの矢筈山も孔ノ山も、多彩なコケ類がとても美しい山でもあります。 

 

また、岩と岩の隙間から温風が上がってくるところがあちこちにあり、昨日の雨もあってか蒸気が上がっています。

 

 

 

 

 

矢筈山山展望所: 山頂とは別のネコの額ほどの展望所から、ひとりずつ代わる代わる、コワゴワ景色を眺めます。

 

左から小室山、払火山、中央にドンと大室山。 その右手には大室山から流れ出した溶岩が創った城ヶ崎海岸と伊豆高原。 大室山の麓には池の盆地が広がっています。

天城連山
天城連山

 

丸野山: 近くなので登ってみました。 

こちらは矢筈山とは別のタイプの火山で大室山と同じスコリア丘。 天城の山々がすぐそこです。 

 

 

丸野山 火口 ?
丸野山 火口 ?

 

 

 

中央部は窪地になっており火口のようにも思われました。

チドリギ落ち葉
チドリギ落ち葉
ミヤマウズラ
ミヤマウズラ
マメグミ ?
マメグミ ?
コケシノブ ?
コケシノブ ?
未同定
未同定


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12月7日(金) エサシノ峰へ

 

 

水生地を歩き始めて間もなく鹿の甲高い鳴き声。 

立ちはだかるような歩道脇の急斜面を鹿が三頭、私たちを警戒しつつ登って行きます。 

 

ついでにゴロコロと落石! 

 

危ない、危ない、呑気に鹿の鳴き声に答えて鳴き真似している場合ではありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上り御幸歩道をしばらく上ったところの大ヒメシャラは、天城でも私の知る限りでは一番の太さでしょう。 両手を伸ばしても届かないほどです。

 

 

 

 

 

 

 

向峠からは歩道を外れ、青スズ台まで尾根歩きです。 

時々富士山も見え隠れし、気持ちの良い尾根が続きます。

 

 

 

愛新覚羅彗星と大久保武道終焉の地: 

同行の友人と思わず顔を見合わせてしまいました。 

期せずして今日が命日です。 

昨年この場所に偶然行き当たった時には、この小さなプレートのみでしたが、今日は花が手向けてあります。 

 

 

私が生まれた年ですので知る由もありませんが、「天城山心中」として名高い事件の現場です。

 

 

 

今日の八丁池: こんなに水が少ないのも珍しく、水神様も水に浸かっていません。 

 

ふつうは正面の水神様の写真は撮れないのだそうな。

エサシノ峰の火口か?
エサシノ峰の火口か?

エサシノ峰: 噴火年代不明。 とはいえ、伊豆東部火山群の一峰なので、20万年前以降であるのは確かです。 

 

その噴出物とおぼしき露頭の裏側に登ってみると、ごく浅いながら窪地があり、恐らくはここが火口であろうと二人で結論付けまして、今日の目的の一つでもある「エサシノ峰」登頂を終えました。

 

 

 

12月だというのに暖かな日々が続きます。 昨年12月半ばに八丁池を訪ねた時は凍っていました。 良いのか悪いのか・・・

 

本谷林道脇の露頭
本谷林道脇の露頭
コケの群落
コケの群落
ヒノキゴケ
ヒノキゴケ